09.01.09


写真はイメージです。

はじめに車庫ありき。

 男には、秘密基地が必要である。
自分の愛車をいじったり、何かを工作する大人の為の子供部屋が必要なのだ。
幸いなことに、私の祖父は大工をやっていたので我が家にはガレージや道具がある。

「これを利用しない手はないじゃないか?」

 そうと決まれば、休日は屋根の下で自転車やバイクをメンテナンスしたり、
友達を呼んでバーベキューをしたりという夢は膨らむばかり。
カッコよく言えば、ゲストハウスってやつにもなるわけか。うーむ…。
やがて社会人になり、いま少しずつ工具やキャンプ道具を揃えたりしているのである。
私は平凡な一市民にすぎないが、車庫の中ではささやかで贅沢な時を過ごしている。
雑誌に出てくるような、ショールームのような立派なガレージはここには無いが、
多くの平凡なサンデーメカニック達に私の小さなガレージライフが参考になれば幸いである。

 具体的にはNEKO MOOKから出版されている『今日からはじめるガレージライフ』という本
(クルマやバイク雑誌の棚に並んでいると思います)を参考にしてもらえれば良いのだが、
要は「雨風をしのぐ車庫」さえあればいいのである。
ゆとりがある人はリフトを導入したり、2×4の構造住宅など作れるだろうが上を見たらキリが無いぜ。
イメージと熱意があれば、中古のコンテナだろうとビニール車庫だろうと何でもいいのだ。
子供の頃にかくれんぼした押入れや、階段の下でのワクワク感。
非常食と言っては、よくお菓子を持ちこんだものだっけ…。
それが少しばかりスケールアップして、クルマ一台分の車庫になっただけだ。
理科の教材で作った乾電池の豆電球が、今は蛍光灯になったわけだ。

 車庫さえあれば、カバーなんかかけなくても良いし、雨風をしのぎながら作業できるぞ。
奥さんや娘たちに趣味の道具を邪魔モノ扱いされなくて済むぞ。
ラジオを聴きながらコーヒーを飲み、愛車を眺めることができるぞ。
狭くても友達を呼んでワイワイ楽しめるぞ。
コンセントがあれば小さな冷蔵庫とビールも置けるぞ。
暑い季節は蚊取り線香の香り、寒い季節は石油ストーヴの煤けた匂い。
それに若干のコーヒーと、ガソリンと、オイルと、古本の匂いが混ざっている…。

 ここは女子供の立ち入る場所ではない!

 大人になりきれなかった男たちよ。

 今こそ引きこもれ!(笑)

今こそ自分たちの生活を取り戻すべき時がやってきたのだ。
男には男の聖域(サンクチュアリ)があることを思い出してほしい。
ふと一人になる場所がトイレと風呂しかない毎日とはもう決別しよう。
嵐のような日々に忙殺されて、ドッチラケな暮らしをしている可哀相な男たちに捧ぐ。

あなたは永遠の少年なのだ…。




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