08.12.05

絶対音感がありました。(笑)
 いやーうれしいですねー。
実はわたくし、「絶対音感」があることが判明しました!(笑)
何でわかったのかというと、会社の研修で自衛隊合宿をしたのですが、航空自衛隊だったのでモールス信号の音感テストをやったわけです。
テストは4択のマークシートが50問ありまして、1問2点ずつの100点満点です。方法は問題ごとに異なるお手本の信号を当てるというものです。
「パパパパッ・・・パパッ・・・パパパッ」とお手本の音が鳴るので、そのあとA・B・C・Dと4回の異なる信号の中からお手本と同じものをチェックしました。

 で、「なんと、この中に98点を取った者が2名います!」と騒がれまして、あちらの採用官の偉い人が「絶対音感は百人(?)に一人の人材。今すぐに欲しい人材です!」と申し上げられました。(何人に一人か忘れたけど…)
というのは、絶対音感は3歳〜4歳くらいまでの間に音楽教育を受けないと絶対身に付かないとか、普通の人を訓練してもある程度(80点くらい)までしか取れないのだそうです。
「通信士ってのは、国家を守る重要な任務だから、是非そういう才能ある人材が欲しい」とのことでした。
じゃあ、もし職に困ったら私ゃ〜通信士にでもなるかな、と思った次第であります。

 当の私自身はどうしていたかといいますと、研修中はまだ自分の点数を知りませんでした。
 「へぇ〜、どんな人だろ」とちょっぴり心の中でうらやましく思いながらも、ピアノを弾けるアンジェラアキみたいな美人を勝手に想像していたんだな〜!これが。(爆笑)
 「あれ、一箇所ボケーっとしてて迷った問題があったけど、どっちが正解だったかな〜?AかCが正解なんだけど…。」なんて、のん気でいました。隣の同僚から、鉛筆を指揮棒にして遊ばないように注意されてたのは…ハイ、この私です。(バカ)

 「あっ、自販機にたこ焼きあるじゃん!」
 「おーっ、空砲撃ってるね。」
 「あれは64式じゃなくて、74式歩兵銃だっけ?」
 「すげーっ!あのヘリ、本物のチヌークじゃん!」
  >>「知らねーよ〜!(笑)」 と同僚。
 お前はタミヤ模型やエアガンで遊ばなかったのかと、小一時間問い詰めたい。

 ところで、音楽の英才教育は受けたのか聞かれても、ぜ〜んぜん♪というのが実情です。
うちは音楽家族じゃないしね。身内にレゲエなんて聴いている奴がいるし。(笑)でも強いて言えば、物心がついたときにオモチャのピアノで勝手に作曲してたような気がします。ゴジラの歌とかね。あれが音階を意識するようになった原体験じゃないかなぁ。(もし続けていれば、所ジョージさんみたいになってたかも。東村山の歌を即興でギター演奏したりね。あるいは本格的にバンドをやって今ごろは女の子にモテモテか…笑)
周囲の人の証言では、私が昔病院のナースコールの音楽をきいて「あれは○○のときの音楽といっしょだ!」といったので、もしかして…と思ったことはあるらしい。あとは、小学校3年生の音楽の時間で、先生が吹いたリコーダーの音を当てるクイズがあって、唯一私だけが最後まで残って、全問正解した記憶があります。

あ!そういえば。先ほど全然訓練していないといったけれど、暇なときや良い音楽を聴いたときは、よく「音分解」をして遊んでいます!
どういう遊びかというと、いま曲が流れていると、そのバックで鳴っている楽器が何種類とか、そいつらが個別でどんな旋律をしているのか耳で分析しちゃうのです。カラオケ業界で活躍する人もこれで、新曲が発表されるとすぐにテープが届いて、先生お願いしますって感じに音分解してもらうらしいです。そこでベースとドラムと、シンセザイザーのあれとそれ、って判別してあとは耳コピするだけ。
パラパラが流行したとき、よくJ-POPがユーロビートの真似をしていたけれど、どれも音が薄っぺらいのはリズムが単調すぎるからです。本物のユーロは、フラメンコの変拍子とまではいかないけれど、結構打ち込みが複雑で、うまいところでゆらぐんですよ。…なんてね、ある意味これが良い訓練になっているのかも。

 さて、私はいわゆる「能力者」なわけですが…(笑)
能力者には能力者なりの悩みというか、日常生活の支障みたいなものが・・あるような気がします。
 
そうだ、私は悩んでいるのです!書いていて、ハッキリしました。
私は音楽に関してアマチュアだし、まだまだ程度は低い方だと思うのですが、音に関して敏感な反面、注意力が散漫になる気がします。(←それは集中力がないだけだろ!笑)
 関連書籍に『絶対音感』(最相葉月/小学館文庫)という本があるようなので、興味があったら読みたいですがその内容は、絶対音感がある人は、どんな音を聞いてもその音名が言える。虫の声やクルマのエンジン音、コップを叩く音でも、ドレミとすぐにわかる。
これは努力しているわけでなく、ドの音が鳴ればドとわかる。だから日常生活の雑音とか、全部BGMみたいに聞こえてしまって、うるさくてしょーがないのです。
(そういえば耳元で鳴る蚊の羽音はたぶん「ラ」の音じゃないかなぁ。メスの蚊は。)
本を読んでも集中できずに、何度も同じところを読み返してしまうことがあります。マンガでさえそうなのです。(三島由紀夫の小説は、難しいから絶対そうなりますけどね…笑)
 私自身、集中しようとすると、途端にフッと意識のピントが外されてしまう感覚があります。レーザーが屈折して当たらないように。
雑音のない入院生活では、もぅ毎日一冊ペースで読書に没頭できましたね〜。
いや〜すばらしかった、本当の静かさは4階の個室にありました!
(厳密に言えば、夕方から遠くの音が結構響くのですが、不快な音じゃないんです。)
この本は音楽家や音響技術者など、専門家に取材して絶対音感の謎を解いたようです。

 たとえば、面接試験や会議など、大事な局面なのに私だけ気が散ってしまい、他人から見たら冗談みたいな、浮世離れしているようなことが何度もありましたが、それは世の中を俯瞰的に眺めて「俺、何をやってるんだろう…変なの。アホらし。」と冷めてしまうだけではなく、他人が聞こえない音に神経が向いてしまうからだと思ったことがある。普通の人より、身体全体で音を聞いているような…。人には、耳に聞こえる周波数の幅が決まっていますが、私の場合センサーが複雑で普通の人より同じ幅でも違う感覚・違う密度で、世の中全体を現象として捉えているのかもしれません。無意識の情報量が複雑すぎて、何もかも面倒くさくて嫌になってしまうのだと思います。
(もちろん、普通の会社では仕事になんかなるわけない。)

 だからテレビを付けっ放しでいられる人は、かなり感度が鈍いんじゃないかと思います。
「俺の思考回路はひょっとして、論理ではなく、すべての音に身体で条件反射しているだけなんじゃないか…!?」なんてフッと思いつめて、愕然とした事もあります。
もし大切な人と会話をしても、「言葉」じゃなく「音」で聴いてしまう感覚…。死にたくなるよ。
まぁ、人間誰にでも音感はあると思います。あとはその意識レベルの違いじゃないでしょうか。
みんな気づかないだけで、日常生活では意識しないこと(音、または周波数、または空気の振動)にまで、常に神経は感知しているわけですからね。
 とりあえずプロのミュージシャンになろうと思ったら、最低限これくらいの音に対する意識がないと厳しいんじゃないでしょうか。ただの趣味で楽器を弾くなら別ですけれど。

 まぁ、能力者は悩みだけではなく、一応私は音楽に対する感度も良いわけで、それはつまり感受性が高いのと同じで、音楽の素晴らしさを立体的に身体で感じられるちょっとお得な部分もあります。(笑)
ちなみに、私の好みはクラシック音楽と、ユーロビートやトランス系のダンスミュージックです。クラシックなら晩年のモーツァルトとバッハ、あとブラームスですね。J-POPは昔からあまり聞きません。ラジオや有線放送で流れていれば十分といったところで、まぁ好みと言ってしまえばそれまでですが、私の音感に「ビビッ!」と来ないだけなのです。
 先日「iTune」で好きな音楽を取り込んでみたら、全体的に哀愁系のせつない曲・激しい曲がほとんどでした。日本人好みというか、どこか叙情的な、もの悲しい、短調の旋律が私の音感に反応しているというか、何か心に響くものがあるのだと思います。
私は「かなしみ」は、人間の持つ感情の中で、最も大きくて深い現実的なものだと思います。生きることの悲しみこそが人生そのもので、リアルなのです。
もし人生に絶望したときにアルビノーニの「アダージョ・イン・G・マイナー」なんて聴いた日には、きっと発作的に窓から飛び降てしまいますよ。

 絶対音感があんまり役に立っているかは断言できないけれど、天性の才能を授けてくれた両親にとりあえず感謝しましょうか。いまの会社は実際トンデモないところなので、転職するときはこの音感テスト98点の答案用紙を履歴書に添えてだな…いつか国家防衛の任務に当たるかも知れません。(笑)

次は、予知能力が欲しいですねぇ〜。ホント。


アデウ。





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