08.12.05

乗らなければ、絶対分からない。

 バイクって特にそうなんですが、実際に乗ったことがない人には絶対わからないものなんです。多くの人が、イメージだけでものを見ている乗り物なのです。
だから本当に、二輪なんて原付もハーレーも同じだと思っている人もいるのです。
その意識レベルの違いが、多くの交通事故の元になっていると私は思うのです。
右直事故なんて、その典型だと思います。

 バイクに対する世間一般のイメージは、暴走族、偏屈なオタク、全身いかにもっていう革ジャンに鋲が打ってある世紀末な人、ファッションセンス悪い、危ないスクーターおばさん、百万円くらいのバイクを持ってる道楽オヤジ、チョロチョロ走ってて邪魔、ノーヘル2ケツでバカ丸出し、雨の日には潰れたくるぶしの方の足を引きずっている…といったところでしょうか。
あまり良いイメージは持たれていないと思います。(笑)

 バイクって、どんな乗り物なんだろう…とイメージを聞いてみると
  >小回りが利きそう。
  >よく曲がりそう。
  >風を切って走るイメージ、春は気持ちよさそう。
  >夏は暑く、冬は寒い。絶対マゾ。
  >リッターいくつか知らないけど、燃費良さそう。
  >ツーリングだと、ラーメンとかコーヒーもおいしく食べられそう。

 …といったところでしょうか。後半の半分は正解です。(笑)

 二輪免許の教習所に通った人は、はじめてわかると思いますが…
  >バイクってこんなに重いのかー!
  >重心移動できないと全然曲がらな〜い!
  >姿カタチは小さいけれど、道幅はクルマと同じくらい必要だ。
  >40キロも出すと風が強烈。こりゃ風との戦いだ!窒息しちゃうわ…。
  >ブレーキを前後きちんとかけないと止まらないし、大抵コケる。

 …という、人生の新しい発見にかなり驚くと思います。

 バイクは実際に乗ったことがないと、この感覚は絶対にわからないんですね。
だから大型のハーレーに乗っている人でも、クルマから強引に(あるいはヒョイと)割り込まれてしまうのは、見た目が小さいだけでなく、バイクは小回りが利くだろうし、加速も良いだろうと勘違いされてしまうのです。
もーーーバイクに乗ってる身になってみろっての!!こっちは命の危険を感じているんだぞ!!
 教習所でクルマの免許を取って、運転し始めると誰もが「高校生のチャリ危ないなぁ〜」と思うでしょう。かつては自分もそうだったことを棚に上げて、始めて実感すると思うのですが、多くの人は反省することもなくクルマを下駄代わりにしている。でも上手な人は、クルマと自転車の違いをよく認識することで、安全な運転を心がけています。
 バイクやトラックも、じつは乗り物には全部共通する事があって、実際に運転してみると「あれはこっちのクルマとは、別の乗り物だ…」と実感できて、はじめて善良なドライバーに近づけると思います。
私はなるべくいろんな種類の乗り物や、違うタイプに試乗してみるよう心がけているし、またおすすめもしています。

 これじゃあバイクの楽しさがよく伝わらないのですが、どれくらい楽しいかは天気の良い日に実際に乗ってもらうとして…。
そうだ、私の周りではタンデム(2ケツ)をした女の子は大抵ハマッてしまって、すぐに二輪免許を取りに教習所へ通いますね。中型以上のアメリカン乗りは、バイクの普及に貢献するから必ず女の子を載せること!
ただし、あくまでさわやかに!全身革ジャンとか女の子は引くから注意だぞ(笑)
 私自身の行動に限って言えば、雨の日じゃなければ結構寒い日でもバイクでお出かけします。
クルマの方が楽なのは十分承知で、それよりもバイクの方が楽しさで上回っているのです。
どうしてもバイクで走れない条件のときはクルマ…という感じです。
カブは笑っちゃうくらい燃費が良いので、ガソリン価格が高騰していると助かるのも理由ですが。

 「運転する楽しさ」というのはスポーツカーと同じように、安定性よりも「操縦性」が優れているのです。確かにバイクは不便な乗り物ですが、運転中はアドレナリンが出るのでしょうか。危険の察知をするより、興奮と陶酔感の方がそれを上回るために、限界を超えて事故ってしまうのです。無免や自己流ライダーも多いけど…。
運転はよく「自分との戦い」と例える人がいます。要するに「急ぎの虫」という感情をいかに抑制するかということですが、昔からバイクとスポーツカーで若い人の事故が絶えないのは、私はこのアドレナリンのせいだと思っています。
「スピードのスリル」なんて、そんな安っぽいものはあまり自覚してないんじゃないかな。男なら誰でも持っている闘争本能とか、パワーやスピードを求める本能という、もっと根源的なものが原因のような気がします。

 ま、あまり難しいことを書いても仕方ないのですが、

 バイクの楽しさは「野獣的」であり、「スポーツカー」的である。


 という結論を出して、今回のお話を終わりたいと思います。





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