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今までに観た映画レビュー 「か行」

か行 かきくけこ
  カクテル
 トム・クルーズの若い頃の作品。
トロピカルなシーンで流れる音楽が有名で、今でもたまに有線放送で耳にする。そんな自分も映画より、この音楽こそがカクテルというイメージを持っていた。
 ストーリーは、青年がバイトでバーテンダーと出会い、パフォーマンスの才能を開花させて成功してゆくもの。ただし、途中の人生が一筋縄でいかなく、恋模様も友情も挫折してみたりするのが、薄っぺらな内容に終わらない。良作だと思う。
 つかの間のアメリカン・ドリームを垣間見させてくれる映画ですね。
中古ビデオで100円とか、どこでもそんな値段でジャンク扱いされているけれど、なかなかの充実した作品なので、一度くらい観てみても良いと思う。



隠し剣 鬼の爪
 山田洋次監督の原作・藤沢周平の時代劇の第二弾。
私は山田監督のこのシリーズが大好きです。トム・クルーズの「ラストサムライ」も素晴らしいけれど、こちらの三部作シリーズには日本人の繊細な心と、そのよりどころがあると思いますよ。
 はじめは「たそがれ清兵衛」、次が「隠し剣 鬼の爪」、そして「武士の一分」となっています。これはカッコよすぎるぜ!!いつも思っているんだけど、世界中どこに出しても恥ずかしくないね。

 この映画の素晴らしさを伝えるのは、私には力不足であるから、何はともあれ観て下さいとしか言いようがありません。参りました。拙者、感服つかまつったでざる。いきなり「たそがれ〜」のDVDを買ってもOKです。藤沢周平の原作も座右に置いてよかろうと思われます。しば、これまで。


カサブランカ
 「君の瞳に乾杯」であまりに有名なこの映画。
ハンフリー・ボガードがからこそ、こういうセリフが似合うのだ。ワルな男に惚れ惚れする代表的な映画である。
 戦時中ナチから逃れ、欧州から渡米するためには北アフリカの都市カサブランカでビサを取得する必要があった。そこでイカサマ賭博をしている男が、昔の約束に現れなかった女の影を引きずっているところに、別の男とその彼女が登場し、恋と義理人情の狭間で男心は揺れ動くのだ。 「無償の愛」や「偲ぶ恋」について、最近のキレやすい若者には見習うべきものがあると思う。恋人が思い通りにならないからと刺し殺すような男の何が愛情か!
 また、チャップリンの映画のように戦争中においても「決して権力に服従しない!」というメッセージが込められているシーンも見られる。ナチの将校を差し置いてフランス国歌を演奏させるシーンなどアッパレだ。
ラストは本当にハラハラしてしまったが、同じくフランス国家で締めくくられて、見事アッパレな終わり方であった。名作。

 いまオールド映画が格安で売ってるけれど、古い映画が必ずしも名作とは限らない。厳密に言えば、我々の感覚に合うとは限らないわけです。その中で、「ローマの休日」と「カサブランカ」は本物の傑作だと思うのです。格安DVDじゃなくて、きちんとしたレーベルのものを買おうと思ってしまいます。



カッコーの巣の上で
 いままでに観た中で、人生に衝撃を与えた映画は何か?感動であったり、震撼であったり、後味の悪さでトラウマになったり・・・。
 そういう映画好きが集まって話題になるのが、「遊星からの物体X」・・ぢゃなかった(笑)この作品です。感動という意味での衝撃ですが、平成生まれの若い世代には「グリーンマイル」とか「パッチアダムス」の精神病院版だと思ってくれれば良いと思います。
 昔のジャック・ニコルソンが若かった頃のカラー映画で、荒くれ者の主人公が刑務所労働が嫌なので、狂人のフリして精神病院に入ったところから始まります。ところが、この女所長が強情な朴念仁というカタブツで、まぁ規則規則と厳しいわけです。患者は頭のステキなことになっちゃった連中ばかりだし、看護婦たちの処置でみんなすっかり骨抜きだ。
 そこで問題を起したり、脱走したりと反駁していくうちに、自由を勝ち取ろうとする姿に仲間ができてゆき、どうなるか?というお話。

 アカデミー賞も獲って評価は高い作品です。しかし、派手な作風ではないので、昔の邦画のようにじっくりと人格形成に影響するような作品ですね。若い頃、それも子供時代に観た方が感動するかもしれません。そういう映画。



髪結いの亭主
 フランス映画の愛のかたち。「アメリ」も良いが、次に観てみたいフランス映画といえば、私はこの作品をオススメします。
監督はパトリス・ルコントという名前がやたらと有名ですが、私はこの作品しか知りません。(笑)
…と思っていたら、「ハーフ・ア・チャンス」がそうらしい。
 良い作品は冒頭が上手い。太宰治の文学作品にもそれが言える。
映画ではオードリー・ヘップヴァーン主演の「シャレード」がそれに当たるけれど、この作品には冒頭からド肝を抜かれてしまいました。なんじゃコリャ!?と(笑)

 子供の頃から床屋の女と結婚したいと願っていたアントワーヌは、「強く願い続けていれば夢は必ず叶う」という信念を持ち続けたところ、中年になって美人の理容師マチルドにプロポーズし、見事に成功し、結婚します。
 そして美容室のソファーに腰掛け、一日中奥さんの働く姿に見とれているのでした。男の夢ですね。

 男は「子供なんてできようものなら、美しい下腹部のラインが崩れてしまう」と思うし、奥さんもまた「夫に愛されているのなら他に何もいらない」のでありました…。
どうやら奥さんは過去に沢山男はいたけれど、愛情に満たされたことのない悲しみを持っていたようでした。
だからお客がいなければ二人はひたすら愛し合うのです。いや、お客がいてもドサクサに紛れて夫は手を出すわけですが…。(笑)
美容室の清潔な舞台がセンス良く、モダンな雰囲気とシャンプーの香りの中で愛の様子が語られます。

最後は愛情を感じたまま人生の幕を終わらせたいと願う、フランスの女性そのものの生き方をマチルドは演じてみせます。
(そこが相手を殺して自分も身を投げるという、悲劇オペラのイタリア女とは違うところなのでしょう。)
 この話を聞いた友人は、観ないうちから「暗い映画だなぁー」と一蹴しましたが、それを言っちゃったら日本の映画なんて「私が死んでも絶対忘れないでね…」とか死に際に何度も確認したり、いつまでも死んだ女に執着させるようなもんじゃないかと思うのであった…。
(もっとも、死んだ女の霊よりも怖いものは、映画が終わると、もう泣き止んでケロリとしている生きた女ですが…)


片腕ドラゴン
 これぞ大傑作!!超絶、B級カンフー映画の金字塔である。(私の中で。。)
ストーリーは悪の武道集団と闘っているうちに、強敵に片腕を落とされてしまい、命からがら生き延びた主人公が、障害者用の秘伝拳法を習得して復讐するというものだ。出てくる強敵がラマ僧、ヨガの達人、ジュウドー家、オキナワ流の使い手、という偏見丸出しダメ映画。(笑)
オキナワ流のラスボスが登場する際には、演歌が流れています。しかもコイツは牙が生えています。
役者は台湾人のはずなのに、なぜか全員が英語である。いかにも昔の円谷プロみたいな“特撮!”というセットや小道具。アクションシーンのおぼつかない役者の動き。シーンの切り替わりが明らかにフィルムの“切り貼り”感丸出しで、連続シーンの攻撃が早すぎ。展開の良さは「コマンドー」並で観ていて絶対飽きません。 言葉で説明するのはナンセンスなので、是非観てください。
 群馬県の笠懸図書館に置いてありますっ!!(国道50号沿い)
DVDが発売していたらすぐにでも買いたい作品。

とりあえず、古くからの友達が地元に帰ってくると知ると、必ず私が見せるのがこの映画。あんまり借りてテープが劣化すると困るので、友人にDVDに記録してもらった。とりあえず観たかったら貸してあげるから、これを読んだ友人知人関係者のみなさま、いつでも連絡ください。(笑)



片腕カンフー対空とぶギロチン
 あくまで個人的には大傑作な「片腕ドラゴン」の続編。
この作品は、高校生時代だったかな、トンデモ映画の紹介本で存在を知ったように記憶している。だから「片腕ドラコン」よりこちらを先に知っていたのだが、何年探してもその勇姿を見ることはなかった。しかし、2006年11月14日。ついにキングレコードから本作品が販売していたのを見つけて私は狂喜したのである。
 監督やスタッフも基本的に同じ設定だが、今回は武術監督が「酔拳」のラウ・カーリョンなので殺陣シーンが本格的になっている。それぞれのキャラが流派を活かして個性的に闘うが、相変わらずヘンな「ムエタイ格闘家」や「ヨガの達人」、「盲目の空飛ぶギロチンじじい」など、キルビルのタランティーノ監督もビックリのキャラばかりだ。
 だけれど、あえて悪く言えば、賢くて真面目なカンフーになった分「片腕ドラゴン」のアグレッシヴさが控えめになっちゃった…?
 もちろん、強引な展開やハチャメチャな決着方法(絶対どちらかが死ぬ)、ひたすら戦闘シーンが続いているうちに“あのノリ”が復活してきて、終盤は前作同様のありえねー闘いっぷりが観られるゾ!

話は変わるけれど、キングレコードがダメになってしまった理由って、もしかしたらこの「片腕カンフうわなにおするやめあwせdrftgyふじこ


ガタカ
 この作品は「トゥルーマン・ショー」の監督が送る見事なサイエンス・フィクションであり、また危機に瀕した主人公をガンバレ!と応援したくなる映画である。ヒロインは「キル・ビル」のユマ・サーマンであるが、この作品では件の監督による演出の仕方で、決してハリウッド女優のような彫刻的美しさではないけれども、時おり“弱さ”を見せてくれる女性…として魅力あるキャラクターとなっている。
 ストーリーは、遺伝子で人の一生の情報を判別できる未来社会において、遺伝子差別が行われていた。そうした中、ガタカという宇宙飛行センターに潜入して宇宙へ旅立つ夢を持つ男がいた。彼はいわゆる劣勢遺伝子なのだが、障害を持ったエリート遺伝子のドナーと入れ替わり、優勢の人間に成りすまして宇宙飛行を目指すのだ。
そこで出会うヒロインも実は主人公と同じ境遇で潜入していたのだが、お互いエリートに成りすましているから最後まで気づかない。(笑)
いよいよ宇宙へ!という段階になって予期せぬトラブルが発生する…。

 よくよく見れば結構低予算な映画である。しかし先にも述べた通り、演出や見せ方によって魅力的な作品になる良い例である。


キングコング
 ここでレビューするのは昭和のカラー版である。
ご存知、巨大ゴリラのモンスター映画である。とはいっても、巨大ワニや巨大人食いザメ、もしくは巨大タランチュラや巨大アナコンダとは違い、このゴリラさんの映画には実にヒューマニティーがある。
 南海の野蛮人が住む島には神のごとく崇められている巨大なゴリラがいて、それを見つけた探検隊は命からがら捕獲に成功する。護送船団に連れられてマンハッタンで世間にお披露目という段階になり、ゴリラは島で出会った美女を探すため、鋼鉄の檻を破壊する。
「〜〜社の鋼鉄の檻は保障されています。絶対安全です!」というマイクの解説は虚しく、人々はパニックを起こして逃げ惑う。「保障されているアメリカ製品」…に対するこの表現はとても痛烈な批判・風刺であり、なかなか見事である。
 最後は故郷の島にあった「満月の浮かぶ二つの塔」に似ている世界貿易センタービル、あの9.11テロで破壊された今は無きツインタワー…に登るが、武装ヘリの銃弾に倒れてしまう。
 アメリカにもこうした“人間のエゴ”に対する批判の映画があるんだなと感心した。が、最新のキングコングはただのSFXを駆使しただけの娯楽になっていないか、ちと心配である。

追記:平成の最新版「キングコング」をチラっと観た。途中だけど最悪、気持ち悪い毒虫とかいっぱい出てくるし、人がムシャムシャと食われていくし、原住民もゾンビみたいに黒いし、変な呪文を唱えているし、美女を誘拐してくるし、オーメンより気持ち悪いし、そういうことでゴリラさんは全然出てこない。やっと街に出てきたら暴れるけど、CGがキレイすぎて本物っぽくてもなんか嫌だ。とにかく昭和のキングコング以外は「ゴジラ対キングコング」しかダメです。「バタリアン」以来のトラウマと嫌悪感があるよ。。



キッズ・リターン
 北野武の監督作品。思春期というか、多感なこの時期にやり場のない葛藤をどこにぶつけたら良いか分からない落ちこぼれの青年達が、ボクシングを通じて成長…とはいかず、そこからまた人生に挫折感してヤクザになったり、漫才師になったり、しがないタクシー運転手になったり、人生の荒波にもがいていく。そうこうしているうちに無常にも月日は流れ、俺たちどうなっちまうんだろう…というリアルな作品。
 でも最後の一言がすばらしい。

 「俺達、もう終わっちゃったのかな…」
 「バカ、まだ始まってもいねーよ」

映画のタイトルと本編がマッチしているし、これ見よがしな作品でないところが良い。
ちなみに、青春とは何だろうか。いつの年頃までをそう呼ぶのだろうか?そのヒントは立花隆さんの『青春漂流』という本に見つかるかも知れない。(人生の早いうちに一読してもらいたい良書だ。)

追記:社会人になって、「人生は退屈だ、とはボードレールも言ったけれど、つまり社会人というのは詩人が多いわけだ。」と思っていた矢先の出来事。
高卒で入社してきた同期の「あのさ。オレ、まだ18ですよ・・?人生終わってますよね・・・」という呟きに対し、一言。
 「ばか、まだ始まってもいねーよ!」



疵(きず)
 昔、戦後の渋谷に君臨した安藤組に花形敬というヤクザがいた。武器を一切使わず、己の腕っぷしだけを頼りに喧嘩最強を誇ったその男は、力道山も恐れたとも言われている。漫画「グラップラー刃牙」に登場する喧嘩師・花山薫は彼がモデルになっている。
その、実在した男の生涯を映画化したもの。 文春文庫から同名の作品が出ています。この本には作者の身内の紹介文など書かれており、その辺はどうでもイイのだが、時代検証的な価値は大いにあります。日本にもこうした暗い時代があったのだと認識しておくべきだろう…。

ふーっ、男の一生は儚い…。



キルビル
 タランティーノ監督のミーハーさを発揮した完全なB級作品。ここまで徹底的にやってくれると苦笑しながら見てしまう。ストーリーは恋人ビルに裏切られた女暗殺者の復讐劇である。
アクションシーンは派手。特撮っぽい大立ち回りはともかく、最初の女二人が家の中で包丁を振り回して殺しあうようなシーンがリアルで凄い。少しでも手元が狂ったら怪我するじゃん!とハラハラしながら観てしまった。
心理描写もドロドロしたものが伝わってくる。その辺はやはりイタリア系の監督か。


キルビル2
 例のB級映画も突如続編が出ることになり、辟易していたが友人が貸してくれたのでとりあえず観たら、なかなか良く出来ていた。特に宿敵・ビルの居場所を探して立ち寄った中南米のマフィアのアジトを写すシーンが、とても美しいカメラワークで、ただただ感心した。唇を縦にに切られた女など、その残忍性の中から狂気の美しさを感じた。でも、目玉をぐにゅ〜…と踏み潰すシーンはとてもB級イタリアンホラーらしかった。
最後は仙人に教わった秘伝の中国拳法でビルの秘孔を5連撃して殺すのだが、そこで身体が爆発すれば、B級クソ映画としては(最後まで疲れるが)パーフェクトだったと思う。「北斗の拳」みたいで…。



クイーン・コング
 「コメディー映画史上最悪の駄作」と名高い、隠れた作品。
やったぜ。そう聴いたなら、私がチェックしないわけがない。
ネットテレビのギャオで放映していたのをしっかり観たぞ。
 なんでも、キングコングの監督がひどいパロディーに怒って、映画史の闇に葬られたフィルムを十数年ぶりに発見したのだとか。
 内容は本当にくだらないぜ!あえて説明の必要もないでしょう。
で、そのコングを探しに行く探検隊のボスが女性なんだ。クイーンコングは、女性差別を批判する意味もあるようだけど、まるで当てつけである。女ボスが若い男を拉致って、未開の孤島に行くのだ。しかも着ぐるみ感満点の女コングと恐竜の戦いも、金的で決着がつくという体たらく。。
 南海の孤島にも「観光ルートはこちら」とかふざけた看板がある。「名物コンガ・コーラ」なんて宣伝もあったっけ。誠にえげつないパロディーで笑えない。

しかしB級映画ならではの、くだらなすぎて爆笑してしまったシーンを一つだけ紹介しよう。コングのいる島へ近づくと、船に乗った3人の黒人女原住民が揃って島におびえている。指をさして「コング・コング・コング」と連呼している。
 何か言ってるぞ。怯えているようだわ。と主人公たち。
原住民は「あわわわぁ〜!!」と叫んで首が360度回転し、黄色いゲロをぶっ!!と噴き出してザブーンと、一斉に海に飛び込んでしまうのであった。


グライド・イン・ブルー
 「イージー・ライダー」みたいな映画。
60年代のこういう冒険的な作品って、ニューシネマというらしいです。
今までタキシードを着て、直立不動で歌っていたのが良しとされていた時代に、突然プレスリーがやって来て腰を振っちゃったような潮流というか…。
 内容も「イージー・ライダー」みたいなロード・ゴーイング映画ですが、こちらは主人公が人のいい警察官なのです。田舎のポリスメンが、昇進を望んでる同僚と会話したり、村の事件を解決したりと、自分なりに静かに生活している様子。
 ところがまだ解決したとは思えない事件。同僚の様子も何かおかしいと気づく主人公。あちらの警官はハーレー・ダヴィッドソンのエレクトラ・グライドっていう、でっかいバイクを乗り回しています。そのグライドがあることで、人間の欲望と、悲劇が展開されてしまうのです。

 ラストは、やはり「イージー・ライダー」のような悲劇的な終わり方。
ただし、主人公は警官で、あっけなく、マヌケに殺されてしまう。
でも、そのシーンはやっぱり衝撃的な映し方で、なんか悲しい。



グラン・ブルー
 スキューバ・ダイビングの伝説的人物、ジャック・マイヨールの物語を、リュック・ベッソン監督とジャン・レノの名コンビが演じる作品。
同監督の作品にしては、とても地味だがひょっとしたら一番の名作である。ジャン・レノ演じる主人公は潜水にかけては天才ながら、一歩水の外に出ると赤ん坊のように頼りない存在である。そこが「レオン」と通じる部分であり、主人公の人間的な魅力となっている。
 最後は、生死に関わる深度数十mの潜水中にトラブルを起こしたライバルを助けるため、主人公は潜水したままイルカと共に違う世界へ旅立ってしまう。
が、それは“生きた・死んだ”という境地からは、もはや超越した世界にいるのだと思う。

スキューバ・ダイビングの経験者にお話しを伺ったところ、限りなく暗黒に近いブルーブラックの深海では、どちらが上とも下とも分からない世界だそうです。その状態で、全身もがいて暴れてみることは何ともいえない快感で、人生観にも影響を与える良い機会になるという。体験してみたいなぁ、グラン・ブルーの世界。

 これは人知を超えた、深い、深い、グラン・ブルーの世界である。



グーニーズ
 さすがにキングコングの後に「グリズリー」なんか紹介してB級っぷりを騒いでバカにするのも不謹慎かと思う…。(笑)
まぁ、上の方で「クイーン・コング」なんていう最低の映画が紹介されてしまいましたが。。
 スピルバーグ初期の心温まる作品です。思えば、子供の頃に何度もこれを見たのが映画好きになったきっかけかな?私の冒険のイメージは、いつもここにある。ウチにはファミコンソフトがあるもんね!
 父親(大人)の都合で近いうち引っ越すことになる少年マイキーが、友達と屋根裏部屋にあった宝の地図をもとに家を飛び出して冒険する物語。登場するのは海賊船や刑務所から脱走したフラッテリー一家。こいつら悪い人たちなのに何故か憎めない。
80年代のアメリカってなんだか人の心が残っていたのかなー。
マウンテンバイクで冒険に行くのは憧れであった。
カーチェイスを観て「すっげー!!」と叫ぶおデブちゃんが、手に持っていたココアがすごいおいしそうなんだ。紙パックを握ると、ガラスにびちゃ!っと飛び散るんだけど、あれが妙に印象に残ってしまった。青少年の心に影響を及ぼすシーン、とはこのことか。。
シンディ・ローパーのテーマソングが良い響きである。
 続編の2が出るとか出ないとか、噂ばかり飛んだけれど私の知らないうちに、フラッテリー一家のお母ちゃんが亡くなっていたようだ…。悲しかったねぇ…。
まるで、小さい頃によく遊んでもらったオバサンが亡くなったような喪失感だ。
 いまDVDで安く手に入るので、是非ごらんくださいませ。

好きな映画は?「グーニーズ!」となれば、誰もがみんな仲良しだ。


(あっ!そういえばウチにある昔のTV放送を録画したテープ。おデブちゃんの吹き替えが野沢雅子さんのやつだー!!これ重要です。大至急、友人に頼んでDVDに焼いてもらわなきゃ!!)


グリーンマイル
 スティーブン・キング原作の不思議オカルト映画。
物語はある日、巨大な黒人男性が死刑囚の集まる刑務所にやってきたところから。とても純粋な心を持つその男は、とても殺人事件を起こすような人間ではなく、むしろ人体の悪いところを吸収して大気に放出してしまう超能力を持っていた。彼の優しさに次第に人間味を取り戻す囚人達、しかし刻々と死刑は執行されてゆく…。
なぜその男は殺人罪を着せられたのか、また看守の中にも本当の悪人がいたりするが、皆の心がようやく彼に開いた頃にこの物語の終焉がやってくる。
原作はアチラの国の人なのに、霊魂というかスピリチュアル的な発想が東洋的だなと思った。
 看守はトム・ハンクスだ。
この映画は感動できる良い作品だ。とりあえず、映画を知らない人はこれを観ておけば話ができるから大丈夫。



紅の豚
 スタジオジブリで私が一番好きなアニメ。
ジブリ映画というと、ナウシカやラピュタやトトロが一番人気。
93年以降はよくわからない大人向けの作品が続いて、97年頃から「もののけ姫」でちょっと人気復活。「千と千尋の神隠し」あたりから、宮崎監督はもういいよ・・・やっぱりナウシカが一番だよ。という(保守的な)人も多い。
 だけれども、宮崎駿監督は「カリオストロの城」以外にも、ルパンV世のファースト・シーズンを手がけたり、海のトリトンをやっていたり、大人向けの冒険アニメを作っていたのだゾ。

 さて、そんな宮崎ジブリ作品でマイナーだけれど、最もダンディーで、本物の大人が楽しめるのは「紅の豚」さんだ。子供が見てもサッパリ分からないけれど、大人になると観る年齢によって楽しみ方も変わるのがこの作品だ。地中海のアドリア海で活躍するポルコ・ロッソ、すなわち紅の豚は、賞金稼ぎの飛行機乗りだ。だけど悪い魔法にかかって豚の姿になっちゃったんだよ。
 古きよき時代、といいたいこの世界は海賊ならぬ空賊がハバを利かせていたんだ。でも悪いやつらも、悪いやつなりに人生を謳歌しているのがステキだよ。本当の「悪党」ではないからね。子供をさらうのに「みんな連れていかねーと、さみしくてかわいそうじゃねーかぁ」ってやりとりがイカスぜ。
 大空へ向かう飛行機ロマンも宮崎さんならでは。こだわりのメカ描写である。
やっぱりレシプロエンジンはいいなぁ・・・。

私の中で名作の殿堂入りを果たした本作品は、マイナーさゆえに中古ビデオがない。ジブリ作品は値下がりしないけれど、これなら新品を買っても良いかナ、と思う。



グレムリン
 小さなSFXの特撮映画。チャイナタウンの怪しい雑貨店でモグアイと呼ばれる不思議な生物がいた。発明好きの父親からクリスマスに、と主人公の青年にプレゼントされたが、その生き物を飼うためには3つの決まりを守らなければいけなかった。1、光に弱いから当ててはいけない。2、水につけてはいけない。3、夜中の12時過ぎにエサを与えてはいけない…。
 この戒めを破ったとき、この生き物がパニックを引き起こす。
ギズモと改名されてかわいがられたこのキャラクターは有名なので、誰もがぬいぐるみを見たことがあるハズ。
家の録画してあったビデオを観たら、なんと故・淀川長治さんが解説していた。何でも、この作品は監督が屋根裏にいたネズミをヒントに作成したそうな。
可愛いモンスターたちがクリスマスの街で大暴れをするぞー。



グレムリン2
 前作の続編。騒動を起こしたギズモは、もとのおじいさんのところへ引き取られていたが、このお店のには経営危機が訪れてしまう。やがて、科学者たちに差し押さえられてしまったギズモの遺伝子が悪用されて、危険な変種が生まれたり、さらにまた悪のグレムリンが再び繁殖してビルを乗っ取ったりと、コメディータッチのモンスター・パニック映画がまた始まる。

個人的には、人語を喋るグレムリンと3流記者の単独取材が良かったな。
 「あなたたちの目的は何なのですか…」
 「それはね。文明だよ、文明!」 といって彼らが歌いだす…。

前作でヒドイ目にあったディーグルさん夫妻が登場するなど、ファンには嬉しい演出も。
映画館で騒ぐモンスターに人気プロレスラーが一喝するシーンも…。


クローサー
 ナタリー・ポートマン出演の女4人が愛憎の中で離れてゆく同名映画もありますが、ここで紹介するのは米香港合作のアクション映画です。
スー・チーと鈴木杏にちょっと似ている美女姉妹(のちに、かわいい妹ちゃんは「小林サッカー」のヒロイン役・ヴィッキー・チャオと判明。いやはや俺好み…笑)の掃除屋姉妹と、敏腕の女刑事が、華麗な足技を駆使して戦う「御美足全開!!」スーパーアクション。
 原題は「so close(近づいて)」もしくは「夕陽天使」。
もぅね、役者の女の子はかわいいしサービスカット満点のすんばらしーぃ作品。
 それだけでも存在意義のある映画。というか、それくらいしかないかもなぁ。。
コンピュータ通信を駆使して警察の包囲網を中継しながら逃亡カーチェイスしたり、華麗な蹴り技&ガンアクション満載、なかなか派手で見ごたえはある。
(ここでちゃっかり、クルマを奪うシーンでエキストラが「おぃ!俺のクルマー!!」という私の大好きな定番シーンがあり、超個人的に評価できる。)
 でも、ここで「こんなシーンが大好きなんだよぉぉぉ!!」と私があれこれ言っても仕方ないので、ほどほどにしておく。。。冷たい雨にうたれて、恋人がコンビニからホットドリンクを持ってくるシーン、でもあれミネラルウォーターじゃね?とか。。どんな仕事しているの?ときかれたら、タイミング良くチンピラに襲われてカンフーで撃退、銃を手にしたまま「これが仕事よ・・・」と言ってみたり。
さらに妹ちゃんがカーチェイスで逃げるシーンで、バッキューンのジェスチャーで大爆笑してみたり。。。
 美女姉妹の仲は睦まじく、暗殺者という裏家業を離れたプライベートの幸せは「シュリ」に通じるものがある。・・・かな?

 最後はターゲットのボスを倒すべくハイテク満載の高層ビルへ戦いに行くわけですが、ボスが日本人じゃないのに和室で日本刀を振り回していたりする。
いや、もしかしたら日本人かもしれないが、もぅメチャクチャな使い方だ。
でも、細かいツッコミ…とか偏見は忘れて、かわいい女の子に沢山の生傷がついてしまうけれど、まぁ映画だから。きっと大丈夫だよ、痛くないよ(ドキドキ…)。と自分に言い聞かせて「おみあし全開」のアクション娯楽を楽しむべし。(笑)
 DVD買っちゃったー。うわ、バカでぇーーー。


ゲゲゲの鬼太郎(2007年実写版)
 ジャニーズ事務所のウエンツ君が主演のごぞんじ「ゲゲゲの鬼太郎」です。猫娘役は、なんと田中麗奈である。しかもボスの妖狐さんが、あの小雪である。
 私は田中麗奈も小雪もファンであるから、これには非常〜に喜んだ。ぬりかべや一反木綿といった、妖怪たちもCGで甦り生き生きしておったぞ。

 作品自体は子供や家族でも見られる内容だけど、ドラマの設定もリアルになると哀愁を誘う。だってさ、リストラか何かで酷い目に遭って死んじゃった父親が、子供のために妖怪の力を持った玉をなんかなんかしちゃうお話だもの。ラストで父親と子供が対面したときゃ、「ごめんな、父ちゃんのせいでこんな事になって・・・」ってな感じで、そりゃー悲しいってもんですヨ。そういやアニメの鬼太郎にゃ、昔からうだつの上がらないサラリーマンで出てきたっけな。
 神秘の力を狙う悪い狐さんたちも、ホントに怖いっす。仮面ライダーの悪役より怖い。でも演技は皆とても上手で、あちこちに豪華な役者が揃っていて、最後まで十分に楽しめますよー。

 ところでさ、田中麗奈が猫娘だけど、超ミニスカートで登場するんだよ。
オレは映画館で観てたけどさ、思わずペプシコーラを飲んでた手が止まっちゃったよ!!監督の要望で「できる限り短く」って指示が出たらしいけど、麗奈本人もこの歳でミニスカートはどうかと言ってたな(笑) 個人的には万歳です。
 この監督には、これからも期待してしまおう。



コマンドー
 シュワちゃん初期の作品。
元コマンドーのスゴ腕のマッチョマンが、大統領暗殺との引き換えを条件に娘を誘拐された。タイムリミットは24時間以内だ。そこで男は娘を救出するために悪のクーデター集団に単身闘いを挑む映画である。
 この頃のシュワちゃんは筋肉ムキムキである。さらに展開が強引である。
敵が「娘を助けてほしければ大統領を暗殺しろ、わかったな?」と、いえば「嫌だ!」と言ってズドンである。。片腕でブラさげた敵を、「命を助けるかわり」にボスの居場所を聞いた直後、「あれはウソだ。」と崖からポイである。。。
他人のクルマに乗り込んだ挙句、怪力でシートを引っ剥がすわ、電話ボックスごと敵を揺さぶって放り投げるわで、もぅゴリラである。メチャクチャ、である。
さらに、敵さんが大勢でドンパチ撃ってくるのに弾が一発も当たらないのがステキである。やっとマシンガンが弾切れを起こしたら、今度はショットガンでズドーン!である。(このシーンはカッコイイ)

 最後はお約束の溶鉱炉で、宿敵とジリジリするようなナイフの格闘戦だ。
パパが助けに来たと気づいて飛び出すと、運悪くそこに宿敵ベネットが!
 「娘を放して男らしく戦おうじゃないか。来いよ、ベネット。俺をナイフで切り刻んで、痛めつけたいんだろう…?」 敵も銃を放り出して、ナイフを構えるのだ。

 思えば、これが私が本格的にアクション映画好きになったきっかけの作品かも知れない。よく録画ビデオ観たもんなー。改めて観るとけっこう低予算であるが、しかしながらテンポの良さが大切であるなと実感させられる作品であった。



ゴジラ(シリーズ)
 昭和版から平成初期が良い。ここ最近の特撮モノはいまいち「熱さ」が感じられない。怪獣の動きもあまりに普通の“八頭身の人間”すぎる。 昔の怪獣は岩でバレーボールをしようが、怪獣同士が会話して字幕が出ようが、ワイヤー吊りや、作り物感バリバリであっても、妙な説得力があったものだ。
 そう、たとえ背中のチャックが見えようとも……。

ゴシラは本来、“反・核兵器”というテーマ性を持った作品であった。
だから全身はケロイド状に焼けただれ、鳴き声には悲しみに似た弦楽器の響きが余韻を残す…。
昭和のシリーズものにあっては、宇宙人、科学の力、環境汚染のようにその都度テーマが変わっているのだ。

個人的には平成初期の「ゴジラ対ビオランテ」が好き。
ただし、ハリウッド版は映画史上最低の駄作。

(関係ないけど、英国車のジャガーは「ジャギュア」と発音するのが正しいという。ここは一つ、ゴジラも英語で「ガッズィーラ!」と発音してみようではないか。)



殺しのアーティスト
 2chの刃物板で「ナイフが登場(活躍かな?)する映画」というスレッドがある。そこで紹介されていた映画。記憶の片隅にあったものが、ブックオフの中古ビデオで発見され、すぐに管理人の手によって保護されたというわけだ。(笑)
 ストーリーは写真家が殺人事件を調査しているところ襲われてしまう。しかしナイフの達人に助けられて弟子入りする。そして再び調査が進むうちに、遺体に切り刻まれたPの文字とナイフの師匠との関係が発覚する。
鏡に八文字のラインを書いて、その軌道をどこからでも自由に切れるようにナイフを振る“エイト・スラッシュ”の練習をするのである。「ハンテッド」のように、本当のプロの戦いは地味で決着が着くのも早い!
 ちなみにナイフの師匠役は「ドーベルマン」で悪徳刑事を演じたチェッキー・カリョである。ギラギラした目つきがなんとも不気味でイイ味を出している。(ホモだとか?)



ゴースト・ハンターズ
 たまたまTVでやっていた妖怪退治アクション。主役は中華料理店オーナーの中国人と、トラック運転手のアメリカ人の友達二人。空港で誘拐された中国人の婚約者を助けに、地下組織に大冒険に出るよー。
 何がおもしろいかと言えば、危機に瀕している状況でアメリカ人の場違い的な話し方であったり、マヌケぶりだったり、気ぐるみ感バリバリのさまざまな妖怪であったり、その妖怪のボスが自分の呪いを解くためには緑の眼の女と結婚しなくちゃいけない、というブッ飛んだ設定だったりする。
このおもしろさはグレムリン的であり、グーニーズでもあり印象に残った。
SFXといってもやはり着ぐるみにしか見えない。。でも笑える。
ボスの倒し方も、終わり方も、なんじゃそりゃ!?
古本屋に中古のパンフレットがあるのを保護しておけばよかった。

やべぇ、ホームセンターでDVD発見。どうしよう・・・。

追記:
DVD買っちゃいました!(どーん)
 日本語の吹き替えが、数年前にTVで放送したままだったので最高に面白いです。(カットされた序盤の7分だけ英語になります)
 絶対買いましょう! はじめにメニュー画面で日本語吹き替えにしようとボタンを押したら、(じゃじゃじゃあ〜ん・・・)と不気味な音楽が流れ、地獄の門みたいな場所を進んでいきますが、妙に長い。おかしいな〜選択画面まだかな〜本編始まっちゃったのかなーでも会話の途中だったはずだしな〜と思っていると、いちなり(
ちーん・・・♪)となって大爆笑。メニュー画面の演出もナイスです。
 私の中では、ベストの作品にノミネートされました。「グーニーズ」と「片腕ドラゴン」を合体させて2で割ると、この「ゴーストハンターズ」になります。それくらいの傑作です。20世紀FOXのDVDなので、980円で手に入るからコレを見つけたら絶対に買いましょう。



ゴースト ニューヨークの幻
 アメリカの80年代ラブ・ストーリーの名作。何かの事故で銃弾に倒れてしまった主人公が、ウーピー・ゴールドバーグの演じるイカサマ黒人霊能術師の協力を得て、喪に服する恋人との愛を再現する映画。
 成仏できないで現世にさまよう主人公は、もし人が死んだ場合、善人は天から降り注ぐ光に導かれて昇天していくし、悪人が死ぬとと恐ろしい冥界の使者がやって来て引きずり込まれていく…という光景を目の辺りにする。

 やがて霊能者の力によって、めでたくデミ・ムーアの演じる恋人に認知された主人公だが、喜びもつかの間、このまま成仏しないわけにはいかなくなってしまう。


米百俵
 日本の映画には、こんな名作があったのか!
俳優は私の知らない人たちだが、往年の名俳優であるという。
小泉純一郎の内閣就任に際して、「米百俵の精神で…」というくだりがあった。
 これは薩摩藩が福島の方に攻めてきた戊辰戦争からの、日本が近代化に向けて切迫していた時代の実話である。

長州藩(いまの長野県)は先の戦争で闘う前に、この戦争は敗れてしまった。
この藩の頭脳とも呼ぶべき人は、飢餓に苦しむ長州藩において不遇の時代を迎えるが、見るに見かねた他の藩から支援策として「米百俵」が送られる。
 しかしそれだけの米は藩の人々に分配しても微々たるものであり、その人は先見の明を持って米を売り払い、将来有能な人材を創りあげるための学校を設立しようとした。
 どんなに偉い立場の人であろうと、さすがの藩士たちは黙ってはいない。
彼の妻はとうとう反乱分子の手によって斬死させられてしまうし、悲しみに暮れているところに刀を握る一同が邸宅に押しかけてきたときの話である。

彼らを一喝して制止し、代々長州藩に伝わる家宝を持ち出してくると一同は、突突然刀を落として平伏したのであった。
彼の手には、長州藩の武士の規範である「常在戦場」と書かれた掛け軸があったのだ。
 国家繁栄のために命を投げ捨てて説得した彼の功績は、やがて多くの優秀な人材を輩出したことで知られている。日本の傑作。


ゴッド・ファーザー
 20世紀の巨匠、フランシス・フォード・コッポラ監督の代表作。
 「恩には恩を、仇には復讐を!」をモットーにしている、イタリア系移民マフィアのボス、ドン・コルレオーネを父に持つ次男のマイケルは、父や兄たちの生き方に反感を抱いていた。
 ところが、恋人と静かに暮らすことを夢みていたが、麻薬がらみの利権に巻き込まれたドン・コルレオーネは銃弾に倒れてしまう。瀕死の父を見て復讐に燃えるマイケルは、やがてマフィアとして頭角表わしていくが、ファミリーは抜け出せない泥沼の抗争に巻き込まれていってしまう。
 「ゴッド・ファーザー」は、そんな悲しいマフィア一族の物語である。

「ユー・ガット・メール」の中で、男たちが悩める女に、「ゴッド・ファーザー」のセリフを引用しながらアドバイスしている。それに対して、女たちは「なんで男って、ゴッド・ファーザーが好きなのかしらね〜」と漏らしている。
 日本の男には、初代ガンダムの熱狂的ファンが多く存在している。
おそらく、それに通じるものが「ゴッド・ファーザー」にはあるのだと思う。
主人公の青年が、戦火の中に巻き込まれてしまうところや、儚い恋物語があったり、男のセリフが印象的でカッコイイところなど、共通点を挙げればキリがない。
 畢竟、それは女には理解しがたい男のドラマなのだ。



氷の微笑
 あの「スターシップ・トゥルーパーズ」のバーホーベン監督作品だから、一体どんな問題作なのだろうと思っていたら、濃厚なベッドシーンと痛い惨殺シーンが健在のすごいサスペンス劇場でした。こおりのびしょう、と読みます。
「髪結いの亭主」や「シャレード」で冒頭は大事と書いたけれども、この作品の冒頭は凝っている感じはします。スタッフのクレジットが表示される背景が、何だろう…人が写ってるのかな?あれ、何かの動物がうごめいているのかナ?おや、ベッドシーンの断片を集めたモザイクなのかな??という具合に。
 ま、本編は殺人事件を調査する刑事が主人公で、容疑者の女は殺された男と肉体関係のあって、事件とまったく同じ手口を描いていた小説家だ。
しかし彼女からは事件の証拠が得られないばかりか、かなりの知能犯であるらしく、わざと容疑の疑いを誘うような挑発的発言をしたり、周囲の反応を先読みしているように裏で操作しているのです。

けれども、妖艶な魅力を持つ彼女は、刑事を誘惑して捜査を混乱させるような言動を取る反面、愛人を失う悲しみを刑事に打ち明けたりします。
やがて複数の殺人が発生していき、犯人は主人公の周囲にいるのではないかという疑惑が浮上するが、最後まで真犯人はわからない“推理小説”のようです。
 あちこちにヒントが隠されているのですが、ビデオの巻末に監督からの特別ヒントがあり、ようやく真犯人が誰なのか分かった(気がして)寒気がしました…。

近いうちに続編が出るそうな。(コメディー作品も存在している)


コンバット・アカデミー
 地方のさびれた文具屋とか、ビデオ屋を見つけると、ジャンク品の山の中から時たま掘り出し物が見つかるのではないか。と期待して、覗かずにはいられない。骨董趣味といえば聞こえはいいが、やっていることはただの物好きである。ハタから見れば、ただのヒマ人かも知れぬ(笑)
 しかし、良いものにめぐり合いたいと想い続けていると、年に一度くらいお宝を見つけることができる。趣味性の高い買い物の楽しみとは、そこに妙味がある。

 で、見つけたのが本作品。結論から言えば超駄作である。
あの「ポリス・アカデミー」シリーズのプロデューサーが活躍する以前の作品という解説を読んで、私はかなり期待した。レアな作品。しかも軍隊コメディーとくれば面白くないハズがない!!
「史上最悪のボートレース・ウハウハザブーン」の興奮が再び蘇るか〜!!と思ったのに、いたずらシーンは終始冴えない花火のみ。今か今か、と期待しているうちに終わってしまった。大学のサークル後輩をかき集めて鑑賞会までスタンバイしたのに・・・。(バカ)
 「先輩・・・。これ、全然面白くないですよ。」
 「ちょっと待ってろ!今にすごい面白くなるはずだから!(笑)」
とやりとりしているうちに、つまらないおセンチを無理やり入れてみたり、ヒューマニズムを狙っているけどダメだね、無いほうがマシだね。とみんなで言ってたら終わってしまった。。


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